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生物部読売コンクールで最優秀賞

2019.10.17

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読売新聞社主催「第63回日本学生科学賞」京都府審査結果
最優秀賞! おめでとう!!

本校生物部が、第63回日本学生科学賞(読売新聞社主催、科学技術振興機構共済)に応募、提出していた「アブラゼミ属の新種と鳴き声の特徴」(代表者:荒木志保-部長-)が、10月14日青少年科学センターで行われた京都府審査で最優秀賞に選ばれたと通知がありました。2012年から2019年にかけて取り組んできた新種ヤクタネアブラゼミの研究が、高く評価されたものです。暑い最中、懸命に採集や調査に取り組んできた部員の努力がようやく認められました。2019年は7泊8日の屋久島・種子島調査合宿に取り組み、大きな成果を上げています。おめでとうございます! 

日本のセミ類は33種しかなく、ヤクタネアブラゼミはこれまでアブラゼミと誤認されていました。2012年に屋久島を訪れた本校生物部は、このセミが新種であることに気づき、2019年にかけて地道な研究を重ねてきました。その結果、屋久島と種子島に同種のアブラゼミ属の種が存在することを解明し、ヤクタネアブラゼミと命名することになりました。鳴き声の録音にも成功し、アブラゼミとヤクタネアブラゼミの鳴き声の違いを解明しました。昆虫学者も脱帽の画期的な研究成果です。多くの展翅標本を作製しています(タイプ標本は本学ギャラリーにデポジットされている)。脱皮殻を測定するなどして、ヤクタネアブラゼミが最大であり、アブラゼミが北方に移るにつれ小型化するクラインという現象も発見しています。

今後、中央審査にむけて、取り組まなくてはなりません。選ばれれば、中央予備審査→中央最終審査(12月22日~24日)→国際大会(ISEF)(2020年5月カリフォルニア州アナハイムで開催)と続きます。
本校生物部は、2011年第55回学芸サイエンスコンクールで金賞を受賞(「継続的幼虫観察で解明したクマゼミ生活史」)するなどセミの研究で有名です。また、2019年は鴨川の水生生物の研究で、京都私学振興会賞を受賞するなど、全国屈指の自然科学系クラブです。

掲載写真:2019年8月10日種子島奥神社採集風景
背景の樹木はアコウで,特異な樹形を示す(アコウは「歩く樹」といわれる)。
ヤクタネアブラゼミの成虫,脱皮殻も多く見つかった。

生物部の活躍に拍手! 全国審査に向けて、がんばって下さい。